2009年08月17日
物理メガネ!!
高校生の飛田(とびた)君は、物理が大の苦手。
期末試験が近づいてきたのに、試験範囲の力学がまったく分からない。
自分の部屋にもどった飛田君は、泣きべそをかきながら。。。。
「ねえ、ガリレモン。なんとか力学が理解できるようなもの出してよ〜」
ガリレモンは、リサ・ランドール博士の理論を応用して作った5次元ポケット
を開くと、
「ブ ツ リ メ ガ ネ!!!」
を出した。
飛:「なに、それ?」
ガリ:「これをかけると、肉眼の目ではなく、理性の目ですべてが見えるように
なるんだ。きっと力学ができるようになるよ」
飛:「ありがとう。さっそくかけてみるよ。」
飛田君が、公園に行くとクラスのみんなが野球をやっていた。
飛:「よし!ブツリメガネがあれば、ボールの飛び方が分かるんだから、
野球だってきっとうまくできるぞ!」
飛田君は、レフトを守ることになった。
飛田君がブツリメガネをかけると、ピッチャーもバッターも内野手も外野手も、
みんな1つの点に見えるようになった。
飛:「あれが質点か。。」
そのとき、カキーンという音がして、ボールがレフトに飛んできた。
ブツリメガネから声が響く。
「もし、重力が働いていなければ等速直線運動」
飛田君は、ブツリメガネでボールと思われる点が等速直線運動をするのを見た。
「今、ボールは、重力によって等速直線運動からそれていく!」
理性の目で等速直線運動をみているときに、本物のボールは、
放物線を描いて、頭上を越えていったのであった。
ブツリメガネを外して、ボールを追いかける飛田君の耳に、
声が響いた。
「単純化のために、空気抵抗は無視する!」
◆たとえ話終了◆
力学は、実際に体験していることを扱っているのだから簡単そうだと
思うかもしれませんが、物理は、直接の体験ではなく、その体験の向こう側
にある理想的・抽象的なものを対象にしています。
そこに気づかずに、日常の間隔だけで理解しようとするとうまくいかなく
なるので注意が必要です。




