2009年08月18日
1タイルという長さ
長田くんは、商店街に正方形タイルを敷き詰める仕事をしています。
長田くんの悩みは、あらかじめ必要なタイルの数を計算して注文するのが、
とても面倒だということでした。
「道路の幅が、5.5mで、長さが25mで、タイルの長さが48cmだから。。。」
割り算の苦手な長田くんは、いつも、この計算に時間かかかってしまい、
なかなか作業を始められないのでした。
長田くんは、友達の周木(しゅうき)くんに相談しました。
周木君はちょっと考えてから答えました。
「メートル単位で刻まれている巻尺を使っているから面倒なんじゃないかな。」
「どうして、タイルの長さが1目盛になっている巻尺を使わないの?」
周木くんのアドバイスは、とても役立ちました。
「道路の幅が、10.5タイルで、長さが52タイルだから、
正方形タイル520枚と、半分のタイルが52枚あればいいんだな!」
計算は、あっという間に終わるようになりました。
長田くんは、メートル法をやめ、1タイル=48cmという
単位を使うことにしました。
それから、3ヵ月後のことです。
作業をしている長田くんに、旅行者が近寄ってきて尋ねました。
「駅に行きたいのですが、どちらにいったらよいでしょうか。」
「次の信号を右に曲がって、800タイルくらい行ったところです。」
「????」
★たとえ話終了★
波動は、空間的にも時間的にも周期性を持っています。
空間的な周期構造の最小単位が波長です。
時間的な周期構造の最小単位が周期です。
波動の問題を解くときに、
長さを「メートル」という単位で表したり、
時間を「秒」という単位で表して計算している人は、
「メートル法」の巻尺を使って仕事をしていた長田くんと同じで、
必要のない苦労をしています。
「1タイル=48cm」の巻尺を使って仕事を始めた長田くんのように、
「1波長」「1周期」を1目盛とした単位で計算するようにしましょう。
そうすると周期性をうまく利用することができるようになって、
波動現象を、すっきりと理解できるようになりますよ。
物理 参考書


