2009年08月19日
式変形ロボ・ウカルンジャー
科学者、御茶ノ水博士は地下にもぐり、新御茶ノ水博士として出直すことになった。
そこで、新しく開発したロボットが「式変形ロボ・ウカルンジャー」だ。
このロボットは、世界の平和を守るだけでなく、物理の考え方も学べる優れたロボットだ。
博士は、出来上がったばかりのコントロール装置をマナブ君に渡すと、
「君が、問題に対して、式を立て、式変形すると、それに応じて、
式変形ロボも、動き、変形する。」
「世界の平和を守れるかどうかは、君がこの物理の問題を解けるかどうかに かかっている。がんばってくれ!」
と言い残し、状況を把握し切れていないマナブ君を残し、旅に出てしまった。
「緊急事態発生! 計算地獄獣メンドーが街で暴れています。」
サイレンが鳴り、マナブ君は、コントロール装置を持って出動した。
暴れている怪獣メンドーを目の前にして、マナブ君に物理の問題が出題された。
糸で結ばれた2つのおもりA,Bが運動する物体系の問題だ。
マナブ君は、物体Aについての運動方程式を立てた。
→ ウカルンジャーレッドが現れた。
続いて、物体Bについての運動方程式を立てた。
→ ウカルンジャーブルーが現れた。
マナブ君は、「分析と統合!」と叫びながら、相互作用を消去し、
物体系ABの運動方程式を作った。
→ レッドとブルーは合体し、ウカルンジャーロボになった。
マナブ君は、ここまできて迷った。
「時間の関数を導くべきか、エネルギー保存則を導くべきか?」
まてよ、相手は、「地獄獣→じごくじゅう→じこく」
ジコクが相手なら、時間の関数だ!
マナブ君は、物体系の運度方程式から、時間の関数を導いた。
→ ウカルンジャーロボは、ジカンソードを手にした。
「よし!これが答えだ!どうだ!」
→ ウカルンジャーロボは、計算地獄獣メンドーに攻撃した。
しかし、効かない。
どうしてだ???
そうだ!次元のチェックだ!
マナブ君が、いそいで答の次元をチェックすると計算ミスが見つかった。
正しい答に直して、再挑戦だ。
どうだ!
計算地獄獣メンドーは、「有効数字6桁。。」と言い残し、
消えていった。
こうして、世界の平和は守られ、マナブ君の学力もアップした。
志望大学への合格も、この調子なら大丈夫だろう。
明日もがんばれ! 式変形ロボ・ウカルンジャー!
★たとえ話終了★
物理の式は、自然現象と対応しています。
だから、数式を式変形すると、それに対応した現象のイメージも変わります。
数式の後ろ側に、現象のイメージが張り付いていて、
そのイメージも一緒に変化するのです。
「あれ、こんなことが起こるわけないな!」
「どうせ、こうなるはずだ!」
なんていうことを、現象のイメージを見ながら、考えているのです。
だから、計算ミスなどをすると、即座に、「おかしい!ありえない!」
と気づきます。
数式を、単に数式としてみているか、
それとも、その後ろにちゃんと現象のイメージを対応させているか。
式変形ロボ・ウカルンジャーを動かしながら、式変形することが、
物理を学ぶ上で大切なことなんです。
物理 参考書


